食卓は、生命と生命が出会う場所 ―「食べる」を、もう一度考えてみる。DAY5 ―

食と健康 Oct 02, 2026

  今週は5日間、
「食べる」という、

あまりにも日常的なことを見つめてきました。

なぜ食べるのだろう。
何を食べるだけでなく、どう食べているだろう。
栄養学は何を教えてくれるのだろう。

そして今日は最後に、

一つの食卓の向こうにあるもの

を見てみたいと思います。

一皿は、一人ではつくれない

目の前に一皿の料理があります。

そこに野菜があれば、
それを育てた人がいます。

果物があれば、
木を育て、収穫した人がいます。

種があります。
土があります。
雨があります。
太陽があります。
運んだ人がいます。
店に並べた人がいます。
料理をした人がいます。

私たちは一人で食べているように見えても、

その一皿の向こうで、
たくさんの生命や人とつながっています。

「いただきます」という言葉

日本には、「いただきます」
という美しい言葉があります。

毎日の習慣になりすぎて、
深く考えずに口にすることもあります。

でも改めて考えると、
食べ物がここにあることは、
決して当たり前ではありません。

自然から受け取る。
誰かの働きから受け取る。

そして生命をいただいて、
自分の生命をつないでいく。

食べるという行為には、受け取ることが含まれています。

食卓から、人はつながってきた

そして食卓は、
人と人が出会う場所でもあります。

「おいしいね」
「今日はどうだった?」
「これ食べてみて」

そんな何気ない会話が交わされます。

豪華な料理でなくてもいい。
果物一つでもいい。
誰かと一緒に食べる。
誰かのために切る。
誰かから受け取る。

食卓には、
生命と生命の間に関係をつくる力があります。

食べることから、生きることへ

5日間考えてきたことを振り返ると、

食は、単なる栄養補給ではありませんでした。

身体をつくる。
自然とつながる。
自分を感じる。
学ぶ。
誰かとつながる。
そして生命を受け取る。

だからJLBAが長い間、
「食」を入口にしてきたことにも、
大きな意味があります。

食を学ぶことの先にあるのは、

食の専門家になることだけではありません。

自分の生命を知り、
自分の生命を大切にし、
どう生きるかを考えること。

食べることから、
生きることへ。

来週は、さらにそこから一歩進んで、

「本来の自分とは何だろう?」

という問いへ向かいたいと思います。

🌱 今日の小さな生命力

今日の食事の前に、「いただきます」
を、いつもより少しゆっくり言ってみましょう。

そして、「私は今、たくさんの生命を受け取って生きている。」

と感じてみる。

一つの食卓から、
世界の見え方が少し変わるかもしれません。

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