健康を考えるとき、
私たちはどうしても、「何を食べればいい?」に意識が向きます。
野菜を増やそう。果物を食べよう。
加工度の低いものを選ぼう。
もちろん、食べ物を選ぶことは大切です。
でも今日は、
もう一つの問いを加えてみましょう。
「私は、どう食べている?」
少し不思議な質問です。
でも思い返してみると、
スマートフォンを見ながら。
テレビを見ながら。
仕事をしながら。
次にやることを考えながら。
身体は食卓にいても、
心は別の場所にいることがあります。
忙しい現代では、
それも珍しいことではありません。
だからこそ、ときどき、
食べることだけをする時間を持ってみる。
色を見る。
香りを感じる。
一口噛んでみる。
「おいしい」と感じる。
それだけで、
いつもの食事から受け取るものが変わることがあります。
ゆっくり味わっていると、
「もう少し食べたい」
「そろそろ満足した」
「今日はこれがおいしい」
そんな自分の感覚にも気づきやすくなります。
食べることは、
外から栄養を入れるだけでなく、
自分の身体の声を聞く時間にもなるのです。
忙しい毎日の中で、
毎食丁寧に食べるのは難しいかもしれません。
だから全部変えなくていい。
一日のうち一食。
あるいは最初の三口だけでもいい。
少し手を止めて、
「今、私は食べている」と感じてみる。
食事は毎日繰り返されるからこそ、
自分に戻るための小さな時間にすることができます。
何を食べるか。
そして、
どう食べるか。
その両方を大切にすることで、
食は「健康のためにしなければならないこと」から、
生命を養う時間へ変わっていくのではないでしょうか。
今日の食事で、
最初の三口だけ、何もしないで食べてみる。
画面を見ず、
次のことを考えず、
色、香り、食感、味を感じる。
三口だけで十分です。
食べることに戻ると、
自分自身にも少し戻れるかもしれません。
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