今週の生命力ジャーナルでは、「食べることは、生きること。」
というところから、「道」について考えてきました。
食べることは、
自然から生命をいただくこと。
毎日の小さな選択が、
少しずつ自分をつくっていること。
情報だけではなく、
自分の身体の声を聞くこと。
完璧でなくても、
また次の一食から始めればいいこと。
そして食卓は、自分だけではなく、
大切な誰かの生命へもつながっていること。
こうして振り返ってみると、
食べることは、
単に身体へ栄養を入れること以上のものに
見えてきませんか。
茶道、華道、書道、柔道、弓道。
日本人はさまざまな営みに、
「道」という言葉をつけてきました。
道とは、
何かを完璧にできるようになったら
終わるものではありません。
研究でも、日本の芸道や武道における「道」は、
技術の習得だけではなく、
長く実践を続ける中で
自分自身を育てていく営みとして捉えられています。
だから「道」は、特別な人だけが歩くものではないのでしょう。
毎日の暮らしの中にも、道はあります。
私たちは時々、
「人生を変えたい」
「もっと健康になりたい」
「もっと自分らしく生きたい」と思います。
そんなとき、大きな何かを変えなければならないと
考えてしまいます。
でも、人生は、
今日何を食べるか。
誰と食べるか。
身体をどう扱うか。
誰にどんな言葉をかけるか。
今日という一日を、どんな気持ちで生きるか。
そんな小さな選択の積み重ねで
できています。
だとしたら、
人生の「道」は、
すでに今日の暮らしの中にある。のかもしれません。
今は、たくさんの「正解」が
私たちの周りにあります。
健康になる方法。
若くいる方法。
幸せになる方法。
成功する方法。
でも、誰かの正解を
そのまま歩くことが、
自分の道とは限りません。
知識を学びながら、
自分でやってみる。
身体で感じる。
うまくいかなければ、また考える。
そして、自分なりの一歩を選ぶ。
その繰り返しの中から、「私は、こう生きたい」
というものが、
少しずつ見えてくるのではないでしょうか。
明日の朝、いつものように食卓に座ったとき、
ほんの少しだけ自分に問いかけてみてください。
私は、どんな身体で生きていきたいだろう。
どんな人たちと、
時間を重ねていきたいだろう。
どんなことを大切にして、
これからの人生を歩いていきたいだろう。
すぐに答えが出なくても、大丈夫です。
道は、答えを見つけてから歩くものではなく、
歩きながら、自分の答えを見つけていくもの。なのかもしれません。
食べる。
感じる。
気づく。
選ぶ。
また歩く。
その繰り返しが、自分だけの道になっていく。
食べることは、生きること。
そして、生きることは、自分の「道」を歩くこと。
あなたはこれから、
どんな道を歩いていきたいですか?
「道」は、特別な場所にあるのではなく、
毎日の暮らしの中にあります。
だから明日からも、
何かを完璧にしようとするのではなく、
今日の生命を感じ、
今日できる一歩を選んでみる。
そこから、あなた自身の「道」は続いていきます。
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