「本当はどうしたい?」と聞かれて、答えられますか?
「あなたは、本当はどうしたい?」
そう聞かれたら、
あなたはすぐに答えられますか?
行きたいところ。
やってみたいこと。
食べたいもの。
これからの人生。
簡単な問いのようですが、
案外、言葉が出てこないことがあります。
朝起きて、
何を着るか。
何を食べるか。
今日、何をするか。
誰に連絡するか。
私たちは毎日、
たくさんの選択をしています。
けれど、その選択をよく見てみると、
「時間がないから」
「家族が食べるから」
「いつもそうしているから」
「今さら変えても仕方ないから」
「普通はこうするから」
そんな理由で選んでいることも、多いのではないでしょうか。
それが悪いわけではありません。
家族を大切にすることも、
仕事をすることも、
責任を果たすことも、
私たちの大切な人生です。
でも、ときどき心の奥から、
「私は、本当はどうしたいんだろう?」
という声が聞こえてくることがあります。
たとえば夕食。
家族には、
それぞれ好きなものを用意する。
子どもの栄養も考える。
夫の健康も考える。
では、「私は何が食べたい?」と自分に聞いているでしょうか。
家族の残したものを食べたり、
忙しいから簡単に済ませたり、
「私は何でもいいよ」と言ったり。
食卓だけではありません。
服も。
休日も。
仕事も。
これからの人生も。
いつの間にか、
「私のことは、後でいい」
が習慣になっていることがあります。
「本来の自分に還る」というと、
今とは違う、
特別な自分を探すように聞こえるかもしれません。
でも、そうではないのだと思います。
本来の自分は、ずっとここにいます。
ただ、
「本当は疲れている」
「本当は寂しい」
「本当は休みたい」
「本当はやってみたい」
「本当は、これが好き」
そんな小さな声を、
忙しさの中で聞かなくなっていただけなのかもしれません。
だから自分に還る第一歩は、
人生を大きく変えることではありません。
まず、自分の感じていることを、自分が聞いてあげること。
そこからでいいのです。
今日、何かを選ぶときに一度だけ、
「私は、本当はどうしたい?」
と自分に聞いてみてください。
答えが出なくても大丈夫。
その問いを自分に向けたこと。
それ自体が、
自分に還る小さな一歩です。
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