「自立した人」と聞くと、
どんな人を思い浮かべますか?
自分で働いて、
自分で生活して、
誰にも頼らず、
何でも自分で決められる人。
そんなイメージがあるかもしれません。
でも、本当にそれだけが
「自立」なのでしょうか。
私たちは子どもの頃から、「人に迷惑をかけないように」
と言われて育つことがあります。
大人になると、それがいつの間にか、
人に頼ってはいけない。
弱音を吐いてはいけない。
自分のことは自分でやらなければ。
という言葉に変わることがあります。
困っていても、「大丈夫です。」
疲れていても、「私がやります。」
本当は助けてほしくても、「迷惑をかけたくないから。」
そうやって頑張っている人ほど、
一人でたくさんのものを抱えていることがあります。
でも、人間は本当に
一人で生きているでしょうか。
目の前にある一つの果物。
それを育てた人がいます。運んだ人がいます。
お店に並べた人がいます。
水があり、
土があり、
太陽があります。
電車に乗れば、
それを動かしている人がいる。
病気になれば、
医療に助けてもらう。
子どもを育てれば、
たくさんの人に支えられる。
私たちの暮らしは最初から、支え、支えられることの中にあります。
だとしたら、
「誰にも頼らないこと」を自立と呼ばなくてもよいのではないでしょうか。
家族がいていい。
誰かに助けてもらっていい。
分からないことを聞いていい。
迷ってもいい。
それでも、
誰かに決めてもらうのではなく、
自分はどう感じる?
自分はどう考える?
自分はどうしたい?
と、自分自身に問いかける。
そして、「これは、私の人生です」と言えること。
自立とは、一人で生きることではなく、
人とつながりながら、自分の人生を自分で生きること
なのかもしれません。
今、7daysでは
食を通して自分自身を見つめています。
何を食べたい?
何がおいしい?
身体はどう感じる?
そんな小さな問いも、
誰かが決めた正解ではなく、
自分で感じ、自分で選ぶ練習になっています。
人生の大きな選択も、
案外こんな小さなところから始まるのかもしれません。
今日、一つ何かを選ぶとき、
「私は、どうしたい?」と自分に聞いてみてください。
食べるものでも、
過ごし方でも、
小さなことで大丈夫。
自立への第一歩は、
一人になることではなく、
自分の人生に、自分が戻ってくること。