果物は、なぜこんなに色とりどりなのだろう ― 果物から、生命力をひらく。DAY2 ―

食と健康 Sep 15, 2026

赤。黄色。オレンジ。緑。紫。

果物売り場を眺めてみると、まるで絵の具のパレットのようです。

りんごの赤。
柿の橙。
キウイの緑。
ぶどうの紫。
梨の淡い黄色。

自然は、どうしてこんなにもたくさんの色をつくったのでしょう。

今日は「身体にいいから」という視点を少し横に置いて、

果物を、見るところから

始めてみたいと思います。

「食べる」の前に、私たちは感じている

おいしそうな果物を見たとき、

まだ一口も食べていないのに、「食べたい」と思うことがあります。

きれいな色。
みずみずしさ。
香り。
手に持ったときの重さ。
包丁を入れた瞬間に見える断面。

果物は、口に入る前から、私たちのさまざまな感覚に働きかけています。

食べることは、栄養を身体に入れるだけではありません。

見る。
香る。
触れる。
音を聞く。
味わう。

五感を使って自然と出会う時間でもあります。

色には、植物が生きてきた物語がある

果物や野菜の色は、植物がつくるさまざまな天然の色素によるものです。

赤や紫、黄色や橙、緑。

それぞれ違う植物成分を含み、植物自身が自然の中で生きていくこととも関わっています。

私たちは、それを難しい名前から覚えなくても、

まず、「きれいだな」と感じることができます。

そして、いろいろな色の植物性食品を楽しむことは、食事の多様性を広げる一つの方法にもなります。

でも今日は、栄養の勉強をする日ではありません。

自然がつくった色を、自分の目で楽しんでみる日です。

「身体にいい」だけでは、続かない

健康のために、

「これを食べなければ」

と思って始めたことが、続かなかった経験はありませんか。

正しいことでも、義務になると苦しくなります。

でも、

「きれい」
「おいしそう」
「今日はこの色が食べたい」

という気持ちは、もっと自然です。

生命力のある食生活とは、たくさんのルールを守ることだけではなく、

自分の感覚が動く食卓

なのではないでしょうか。

昨日、果物を一つ用意した方は、今日はすぐに食べる前に、少し眺めてみてください。

昨日とは違うものが見えてくるかもしれません。

秋の食卓に、色を一つ

これから秋が深まるにつれて、さまざまな果物が旬を迎えます。

同じ果物でも、品種によって色も形も味も違います。

それを選ぶのも、秋の楽しみの一つです。

果物を一つ加えるだけで、

いつもの朝食に色が加わる。

食卓が少し明るくなる。

そして、

「今日は何色にしよう?」

そんな選び方があってもいい。

食を楽しむことも、生命力です。

🌱 今日の小さな生命力

今日食べる果物を、

食べる前に10秒だけ眺めてみてください。

何色でしょう。
どんな形でしょう。
香りは?
切ったら、中は何色でしょう。

そして、「きれいだな」と思ったら、それで十分。

今日は、目でも果物を味わってみましょう。

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