今週、私たちは一つの問いから始めました。
「まだ知らないあなたの命に、出会ったことがありますか?」
心が動いた瞬間。
身体が感じていること。
できないと思っていたことに挑戦する経験。
毎日の中には、まだ知らなかった自分を発見する機会があることを見つめてきました。
では、もう一つ、考えてみたいことがあります。
「あなたは、どんなときに自分らしく生きていると感じますか?」
ある人は、料理をしているとき。
ある人は、誰かの話を聞いているとき。
ある人は、庭で花を育てているとき。
ある人は、新しいことを学んでいるとき。
そして、ある人は、家族が笑っている姿を見たとき。
心から満たされた気持ちになるかもしれません。
人によって、心が動く瞬間は違います。
誰かにとっての喜びが、自分にとっても喜びとは限りません。
だからこそ、自分自身で体験することが大切なのです。
例えば、健康によい食生活について学んだとします。
野菜や果物を食べることが大切だと知る。
栄養素の働きを理解する。
それは、もちろん価値のあることです。
でも、実際に朝食を変えてみると、初めて分かることがあります。
準備が思ったより簡単だった。
家族がおいしいと言ってくれた。
自分にはこの食べ方が合っていると感じた。
反対に、続けるには工夫が必要だと気づくこともあります。
それは、知識だけでは得られなかった、自分自身の発見です。
心理学者ピーター・ゴルヴィッツァーとパスカル・シーランは、行動の計画に関する94件の研究を分析しました。
その結果、ただ「やろう」と思うだけでなく、
「いつ、どこで、何をするか」
を具体的に決めることが、目標の達成を助けると報告しています。
例えば、
「もっと健康的に食べたい」と思うだけでなく、
「明日の朝食で、果物を一つ用意する」と決める。
「自分の時間を大切にしたい」と思うだけでなく、
「夕食の片付けが終わったら、10分だけ好きな本を読む」と決める。
大切なのは、立派な目標を掲げることではなく、
自分が選んだことを、実際の生活の中で試してみること。
そこから新しい発見が生まれます。
JLBAが20年目に向かって大切にしているのは、知識を増やすことだけではありません。
自分の生命を感じる。
自分で考える。
自分で選ぶ。
実際に行動する。
そして、その体験から新しい可能性を発見する。
私たちは、そんな学びを育てていきたいと考えています。
食は、その身近な入口です。
けれども、その先にあるのは、食生活を変えることだけではありません。
自分の人生を、自分で生きること。
そして、いつか自分の経験が、家族や誰かの役に立つかもしれない。
その可能性まで、私たちは大切にしたいのです。
今週、何か一つでも新しい発見があったでしょうか。
なかったとしても、大丈夫です。
自分の生命について考え始めたこと。
いつもとは少し違うことを試してみたこと。
その体験は、あなた自身のものです。
人生は、すでに決まっているものではありません。
これからの行動の中で、まだ知らない自分に出会うことができます。
今週の5日間を思い出して、次の言葉を完成させてみてください。
「私は、____しているとき、自分らしいと感じる。」
そして、その体験を来週も一度つくるために、
「いつ、何をするか」
を一つ決めてみましょう。
例えば、
「日曜日の朝、好きな果物をゆっくり味わう。」
「月曜日の夜、やってみたいことをノートに書く。」
そんな小さな行動で構いません。
まだ知らない自分に出会う旅は、ここからも続いていきます。
もっと自分を知りたい方へ
JLBAでは、食を通して自分を発見する「リビングビューティー7days」や、自分の人生の可能性を探究する「リビングビューティー ライフクリエイター」の学びを行っています。
まずは、自分が何を感じ、何を大切にしているのか。
そこから始めてみませんか。
研究参考資料
Gollwitzer, P. M. & Sheeran, P. (2006). Implementation Intentions and Goal Achievement: A Meta-Analysis of Effects and Processes. Advances in Experimental Social Psychology, 38, 69–119.