生の食べ物には、「生命」がある ― 本来の自分に還る。DAY4 ―

昨日は、自然に触れることについて考えてみました。

今日は、その自然をもっと身近なところから見てみたいと思います。

目の前に、一つのりんごがあるとします。

赤い色。
手に持ったときの重さ。
ほのかな香り。

包丁を入れると、みずみずしい断面が現れます。

そのりんごは少し前まで木になり、太陽の光を浴び、雨を受け、季節の中で育っていました。

私たちが食べているものは、単なる「栄養のかたまり」ではありません。

もともとは、自然の中にあったものです。

「何が入っているか」だけでは見えないもの

食べ物について学ぶと、

ビタミン。
ミネラル。
食物繊維。
たんぱく質。

さまざまな栄養素を知ることができます。

それは、健康を考えるうえでとても大切な知識です。

でも、ローフードを長く実践していると、栄養素だけでは表現しきれないものにも気づきます。

採れたての野菜のみずみずしさ。
旬の果物の香り。
種の中に秘められた、次の生命へつながる力。

私たちは食べ物を通して、自然と出会っています。

だからJLBAでは、食べることを単なる栄養補給としてではなく、

「生命をいただくこと」

としても大切にしてきました。

生の食べ物に触れると、感覚が動き出す

ローフードというと、

「加熱しない料理」

という方法に目が向きがちです。

けれど、大切なのは方法だけではありません。

色を見る。
香りを嗅ぐ。
手で触れる。
噛んだときの音を聞く。
甘さや酸味を感じる。

生の野菜や果物に触れていると、私たちのさまざまな感覚が使われます。

頭で「身体にいい」と考える前に、

「きれい」
「いい香り」
「美味しい」
「気持ちいい」

と感じる。

この「感じる」ということが、本来の自分に還るうえで、とても大切なのではないでしょうか。

自分の生命と、食べ物の生命が出会う

食べるということは、不思議です。

自分ではなかったものを身体に取り入れ、それがやがて、自分を支えるものになっていきます。

だから食事は、

自然と自分の生命が出会う時間

とも言えるでしょう。

何を食べるべきか。
何を食べてはいけないか。

それだけではなく、

「私は今、何をいただいているのだろう」

と、一度食べ物を見てみる。

すると、いつもの食卓が少し違って見えてきます。

ローフードの入口は、難しい料理でも、完璧な食生活でもありません。

一つの果物。
一枚の葉。
一粒の種。

そこにある自然を感じることからでも始められます。

🌱 今日の小さな生命力

今日は、野菜か果物を一つ選んでください。

すぐに食べずに、まず10秒だけ眺めてみましょう。

色。
香り。
形。
触った感じ。

そして食べるときには、

「いただきます。」

いつもより少しだけ、その言葉を感じてみる。

食べ物の生命と、自分の生命が出会う時間を味わってみませんか。

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