DAY7:あなたらしい人生を歩く時代へ

Life Force Journal Vol.2Rawfood道 ―生命力を磨く生き方

DAY7:あなたらしい人生を歩く時代へ

こんにちは。
JLBAがお届けする「世界の健康ニュース」です。
この1週間、私たちはRawfood道を通して、

食べ方だけではなく、健康だけでもなく、どのように生きるのか
という問いを見つめてきました。

世界は今、長く生きることから、よりよく生きることへ。
病気を治すことから、生命力を育てることへ。
知識を得ることから、自ら感じ、考え、選ぶことへ。
少しずつ向かい始めています。

そして今日は、この7日間の最後に、あなたらしい人生を歩くこと
について考えてみたいと思います。


世界が求め始めた「よい人生」

これまで社会の豊かさは、経済や生産性、寿命など、目に見える数字を中心に測られてきました。
しかし現在、世界では、人生への満足感。人とのつながり。
自分の存在に意味を感じられること。
社会へ貢献できること。

こうした、数字だけでは表せない豊かさも大切にされるようになっています。

WHOはウェルビーイングについて、生活の質だけでなく、人や社会が意味や目的を持って世界に貢献できることを含む、前向きな状態だと説明しています。 

また、OECDも2025年に改訂した指針の中で、ウェルビーイングを考える重要な要素として、

  • 人生をどのように評価しているか
  • 日々をどのように感じているか
  • 人生に価値、意味、目的を感じているか

を挙げています。 

世界は今、
「何を持っているか」だけではなく、
「自分の生命をどのように生きているか」
を問う時代へ向かっているのです。


健康になることは、人生のゴールではありません

私たちは、なぜ健康になりたいのでしょうか。
病気にならないため。長生きするため。家族に迷惑をかけないため。
それも大切な理由です。

しかし、健康は本来、人生の目的そのものではありません。
健康は、会いたい人に会うため。行きたい場所へ行くため。新しいことに挑戦するため。
大切な人を支えるため。そして、自分に与えられた生命を生かすための力です。

WHOが2025年に発表したライフコースの新しい枠組みも、病気だけを見るのではなく、誕生から高齢期まで、人が身体的・精神的・社会的によく生きる力を育てることを重視しています。 

健康とは、人生を小さく守るためのものではなく、人生をひらくための生命力
なのではないでしょうか。


「あなたらしく」とは、好き勝手に生きることではありません

「自分らしく生きる」と聞くと、自分の好きなことだけをすることや、
他人に合わせないことだと思われるかもしれません。
しかし、本当の「自分らしさ」は、それだけではありません。

自分の身体の声を聴く。自分が本当に大切にしたいものを知る。
自分の選択が、人や自然にどのような影響を与えるかを考える。
そして、自分の生命を何のために使いたいのかを選ぶ。

それが、Rawfood道が目指す「自分らしさ」です。

自分らしく生きるとは、
誰とも関わらず、一人で生きることではありません。

むしろ、
自分の生命を生きるからこそ、
ほかの生命とも深くつながれること
なのです。


人は、つながりの中で生命力を育てます

どれほど健康的な食事をしていても、
孤独で、誰にも必要とされていないと感じていたら、
心から健やかに生きることは難しいかもしれません。

WHOは2025年、社会的孤立や孤独が、身体、心、社会全体の健康に及ぼす影響をまとめ、社会的なつながりを身体的・精神的健康と同じように重視する必要があると報告しました。 

健康的に年齢を重ねるために必要な力にも、学び続けること。自分で決めること。
移動できること。人間関係を育てること。社会に貢献すること。が含まれています。 

そして2026年にはOECDも、食を囲むことが人と人とのつながりを育てる可能性に注目した報告書を発表しています。 

食卓は、栄養を取る場所だけではありません。誰かと語り、喜びを分かち合い、生命を支え合う場所です。
Rawfood道が食から始まることには、深い意味があります。


Living Beautyから始まったJLBA

JLBAの名前にある、Living Beauty。
それは、外から美しさを付け加えることではありません。

人は誰も、生まれながらに、その人らしい美しさを持っている。
誰かと比べなくても、何かを証明しなくても、その生命を生きていること自体が美しい。

JLBAは、そのことをBe Youという言葉で伝えてきました。

「あなたになりなさい」ではなく、「あなたを生きてください」という願いです。
そして今、その人らしい美しさを生きる力を、私たちは生命力という言葉で表しています。

Living Beautyも、Be Youも、生命力も、Rawfood道も、
すべては一つの場所につながっています。

本来の自分を思い出し、
与えられた生命を、自分らしく生きること。

それが、JLBAの原点です。


Rawfood道は、自分へ還る道

Rawfood道は、
誰かが決めた理想の食生活へ近づくための道ではありません。
すべての人を、同じ生き方へ導くものでもありません。
植物の生命に触れ、身体の声を聴き、自然のリズムを感じ、食と暮らしを整えていく。

その過程で、これまで周囲の期待や社会の価値観に隠れていた、
本来の自分を少しずつ思い出していきます。

だからRawfood道は、何か新しい自分になる旅ではありません。
もともとそこにいた、本来の自分へ還っていく旅です。


守・破・離の先にあるもの

昨日は、「守・破・離」についてお伝えしました。
では、生命を育てる基本を学ぶ。
では、自分の身体と人生を通して探究する。
では、その学びを自分らしい形で表現する。

しかし、「離」は一人で完成することではありません。

自分らしい道を歩き始めた人の生命力は、やがて周囲へ広がっていきます。
家族の食卓が変わる。友人が新しい可能性に気づく。
小さな教室が生まれる。
地域に人が集まる。
誰かの一歩が、また別の人の一歩をひらく。

一人の生命力が、人と人との間を巡り、新しい社会を育てていく。
それがJLBAの目指す、ライフデザインエコシステムなのです。


競争から、共創の時代へ

現代社会では、経済的不安、格差、社会への不信、人と人との分断が大きな問題になっています。

国連の『世界社会報告2025』も、世界で社会的なつながりや信頼が弱まりつつあることを指摘し、公平さ、安心、連帯を基盤とした新しい社会の方向性を求めています。 

だからこそ、これからは、
誰かに勝つことより、互いの違いを生かすこと。
一人で成功することより、共に豊かになること。
自分だけの健康より、人や地域、地球の生命も大切にすること。が求められます。

花は競争しません。
桜はバラになろうとせず、バラも桜になろうとはしません。
それぞれが自分の花を咲かせることで、一つの美しい庭が生まれます。

人間も同じです。
一人ひとりが自分らしく生きることは、分かれていくことではありません。

それぞれの生命が生かされ、
共に一つの世界を創っていくこと。

それが、これからの共創の時代です。


今日から始められる一歩

自分らしい人生は、いつか環境が整ったら始まるものではありません。

今日の一食。今日交わす言葉。今日選ぶ行動。その一つひとつから始まります。
まずは今日、食事をいただく前に、
自分の身体へ問いかけてみてください。
「今の私の生命は、何を必要としているだろう」

そして、食事のあとに、もう一つ問いかけてみてください。
「この生命を、今日は何のために使おう」

その問いが、あなたらしい人生への小さな入口になります。


今日の問い

もし、誰かの期待や、失敗への不安がなかったとしたら、
あなたは、どのような人生を歩きたいですか。
あなたの中には、すでに答えの種があります。
比べなくてもよい。
急がなくてもよい。
誰かと同じでなくてもよい。
植物が自分の季節に芽を出すように、
あなたにも、あなたの時があります。

Rawfood道は、その生命の声に耳を澄まし、

自分の足で、自分の道を歩き始める学びです。


あなたらしい人生を歩く時代へ

世界は今、大きく変わろうとしています。
AIが知識を持ち、
多くの仕事や役割が変化する中で、
人間に残されているものは何でしょうか。

感じること。
問いを持つこと。
大切なものを選ぶこと。
人を愛すること。
生命を育てること。

そして、自分の人生を生きること。
あなたの人生は、誰かの代わりではありません。
あなたにしか歩けない道があります。

その最初の一歩は、遠い場所にあるのではなく、
今日の食卓にあります。

食を整え、生命力を育て、
本来の自分を生きていく。

あなたも、Rawfood道を歩いてみませんか。


7日間を終えて

この7日間、私たちは次の道を歩いてきました。

DAY1 「食べ方」から「生き方」へ
DAY2 長く生きることから、よりよく生きることへ
DAY3 病気を防ぐことから、生命力を育てることへ
DAY4 技術を学ぶことから、日本の「道」へ
DAY5 自然を利用することから、自然に学ぶことへ
DAY6 守・破・離を通して、本来の自分へ
そしてDAY7は、育てた生命力を、自分らしい人生として生きること。

Rawfood道は、ここで終わるのではありません。
ここから、一人ひとりの道が始まります。


参考資料

WHO|Promoting well-being
ウェルビーイングを、意味や目的を持ち、社会へ貢献できる前向きな状態として説明しています。
https://www.who.int/activities/promoting-well-being

WHO|Framework to implement a life course approach in practice
人生のすべての段階を通して、健康とウェルビーイングを育てるための2025年の枠組みです。
https://www.who.int/publications/i/item/9789240112575

WHO|Helping people live well at all ages
病気への対応だけでなく、あらゆる年齢でよく生きる力を育てるという考え方を紹介しています。
https://www.who.int/news/item/26-06-2025-helping-people-live-well-at-all-ages

WHO|From loneliness to social connection
孤独や社会的孤立の影響と、人とのつながりを育てる重要性をまとめた2025年の報告書です。
https://www.who.int/publications/i/item/978240112360

WHO|Decade of Healthy Ageing Baseline Report
健康的に年齢を重ねるための力として、学ぶ、決める、移動する、関係を築く、社会へ貢献することを挙げています。
https://www.who.int/news/item/17-12-2020-who-launches-baseline-report-for-decade-of-healthy-ageing

OECD|Guidelines on Measuring Subjective Well-being 2025 Update
人生の満足感、感情、人生の意味や目的を、ウェルビーイングの重要な要素として示しています。
https://www.oecd.org/en/publications/oecd-guidelines-on-measuring-subjective-well-being-2025-update_9203632a-en.html

OECD|Promoting Social Connectedness Through Food
食を中心とした活動が、人と人とのつながりや地域づくりに果たす役割をまとめた2026年の報告書です。
https://www.oecd.org/en/publications/promoting-social-connectedness-through-food_1fdd5254-en.html

国際連合|World Social Report 2025
格差、不安、信頼の低下、社会的分断に対し、公平、安心、連帯を基盤とする社会を提言しています。
https://social.desa.un.org/issues/world-social-report


Rawfood道とは、食を通して生命力を育て、
本来の自分を思い出し、その生命を社会の中で生かしていく道。

 

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