Living Beauty Notes|物語の向こう側-第6話ー始める前から、何かが始まっている。

living beauty stories Sep 26, 2026

 ――「ちゃんとやる」から、「やってみる」へ

何か新しいことを始めようとするとき、

私たちはつい、
「ちゃんと準備しなくちゃ」
「正しいやり方を覚えなくちゃ」
「続けられるようにしなくちゃ」と思います。

そして、始める前から少し疲れてしまうことがあります。

Living Beauty Stories 第6話の美咲も、そうでした。
7daysに申し込み、メールが届き、ガイドブックを開く。

そこには、美咲が思っていたものとは少し違う世界がありました。


「食べるだけじゃ、ないんだ。」

美咲は最初、7daysを、「身体によいものを食べる7日間」
くらいに思っていたのかもしれません。

ところが、ガイドブックを読んでみると、大切にされていたのは、
何かを頑張って変えることではなく、
食を通して、自分の身体や心に目を向けてみること。

美咲の手が止まります。
「自分が、どう感じるか……。」
その言葉は、美咲にとってまったく新しいものではありませんでした。

果物を選んだとき。
食べたとき。
風に吹かれたとき。

美咲は少しずつ、
「気持ちいい」
「おいしい」
「軽い気がする」

そんな自分の感覚に気づき始めていました。

知識を得ることと、体験すること。

その二つが、美咲の中で少しずつつながり始めます。


知ると、また「ちゃんと」が始まる

ところが、美咲らしいことが起こります。

ガイドブックを読みながら、
あれもやろう。
これもやろう。

ノートに書き始める美咲。

せっかく始めるのだから、ちゃんとやりたい。

これは決して悪いことではありません。
でも、ふと美咲の中に、以前聞いた言葉がよみがえります。

「全部やるの?」
美咲はペンを止めました。

そして、少し笑います。
「……そうだった。」「まず、やってみよう。」
ここに、美咲の小さな変化があります。

以前なら、
「正しいことを知る」
↓
「全部やろうとする」
↓
「できない自分にがっかりする」

となっていたかもしれません。

でも今の美咲は、

知る。
ひとつやってみる。
そして、自分がどう感じるかを見る。

という新しい道を歩き始めています。


「私にも、できるかも。」

翌日、美咲はスーパーへ行きました。
赤いりんご。オレンジ。黄色いバナナ。緑の葉っぱ。

いつも見ていたはずの売場なのに、少し違って見えます。

「なんか、きれい。」

美咲は、自分で選びました。
家に帰って、

洗って、
切って、
ミキサーに入れてみる。

スイッチを入れると、
色とりどりだった食材が、鮮やかなグリーンへ。

「わっ!」

初めて作った一杯を見て、美咲は少し心配になります。

「……これで合ってる?」

ここでも、以前の美咲なら「正解」を探したかもしれません。

でも今回は、

「まあ、飲んでみよう。」

ひと口。
少し間があって、
「……あ、おいしい。」

そして、

「明日も、つくってみようかな。」

誰かに「続けなさい」と言われたからではありません。

身体にいいと教えられたからでもありません。

自分でやってみた。
自分で感じてみた。
だから、もう一度やってみたくなった。

ここには、「やらなければ」とは違う力があります。
それは、自分の内側から生まれた小さな生命力なのかもしれません。


そして、美咲は人の中へ

第6話で、もう一つ大きな変化が起こりました。

美咲は、オンラインのスタートワークショップに参加します。
画面が開くまで、少し緊張していました。
でも、そこにいたのは、
何でも知っている人たちでも、
完璧にできる人たちでもありませんでした。

「スムージー、初めてなんです。」

「7日間できるかなって、ちょっと心配で。」

そんな声を聞いて、美咲は思います。

「……私だけじゃないんだ。」

みんなで果物を切る。
少し失敗して笑う。
画面の向こうでも誰かが笑う。

同じことをしているのに、
一人でやった昨日とは、少し違いました。


自分で選ぶことと、一人で頑張ることは違う

ここは、とても大切なところです。

「自分で選ぶ」
「自分の人生を生きる」というと、

何でも一人で決めて、
一人でできなければならないように感じることがあります。

でも、本当にそうでしょうか。

自分で選ぶことと、

一人で頑張ることは、同じではありません。

誰かと話してもいい。
誰かの体験を聞いてもいい。
うまくできなかったことを話してもいい。
助けてもらってもいい。

そして、自分の体験を誰かに渡してもいい。
人とつながりながらも、

「私はどう感じる?」
「私はどうしたい?」

を失わない。
それもまた、自分の人生を生きるということなのだと思います。


「私……自分がどう感じるのか、見てみたいです。」

ワークショップの終わりに、こんな問いがありました。

「この7日間で、どんなことを感じてみたいですか?」

美咲は少し考えました。

そして、自分の言葉で話しました。

「私……自分がどう感じるのか、見てみたいです。」

健康になりたい。
痩せたい。
毎日スムージーを飲みたい。
そんな「結果」ではありませんでした。

自分を知りたい。

美咲が選んだのは、そこでした。

すると画面の向こうから、「私もです。」
という声が返ってきました。

そして、「一緒にやりましょう。」美咲は笑いました。


一人でやるんじゃないんだ。

私たちは、変わろうとするとき、
つい自分一人で頑張ろうとします。
でも、人は誰かと比べるためではなく、

誰かと響き合うことで、自分自身をもっと知ることもできます。

「今日はできなかった。」
「今日はおいしかった。」
「朝が少し楽しみになった。」
「思っていたのと違った。」

そんな一人ひとりの体験が交わされると、
そこには「正しい答え」ではなく、
たくさんの発見が生まれます。

だから、7daysで大切なのは、
7日間を完璧にやり切ることだけではありません。

自分に何が起きるのかを、好奇心を持って見てみる。

そして、それを誰かと分かち合ってみる。
そこから、また次の一歩が生まれていきます。


明日から、やってみよう。

第6話の最後。
ワークショップを終えた美咲のスマートフォンに、メッセージが届きます。

「明日から楽しみです!」

「一緒にやりましょう」

美咲は、その言葉を見ながら思いました。

「一人でやるんじゃないんだ。」

そして、

「明日から、やってみよう。」

まだ何も大きく変わってはいません。
7daysさえ、まだ始まっていません。
でも、
メールを開いたこと。
ガイドブックを読んだこと。
スーパーへ行ったこと。
自分で選んだこと。
作ってみたこと。
「おいしい」と感じたこと。

そして、自分の言葉を誰かに話したこと。

その一つひとつが、
すでに美咲の人生を少しずつ動かしています。

だから、もしかすると——

始める前から、何かが始まっている。

のかもしれません。


今週の小さな問い

明日から何かを大きく変えなくても構いません。
今日は、自分に二つだけ聞いてみませんか。

「今、ちょっとやってみたいことは何だろう?」

そして、
「それを、一人で頑張らなくてもいいとしたら?」

答えは、立派でなくて大丈夫です。

果物を一つ買ってみる。
朝、少し早く窓を開けてみる。
誰かに「一緒にやってみない?」と声をかけてみる。
そんな小さな一歩からでもいい。

知る。
やってみる。
感じる。
分かち合う。
そして、また選ぶ。

美咲の7日間は、これから始まります。

そして私たちもまた、

それぞれの暮らしの中から、

自分自身の一歩を始めることができます。

命を讃えて生きることは、
遠くにある特別な生き方ではなく、
こうした小さな選択の中から始まるのかもしれません。

レインボーライフ7days 9月26日スタート

 

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