Living Beauty Notes 物語の向こう側 第4話 身体は、ずっと話していた。

living beauty stories Sep 12, 2026

―「正しい」を探す前に、自分を感じてみる

「身体の声を聞く」
そう聞くと、あなたはどんなことを思い浮かべますか?

食べたいものを食べること?
疲れたら休むこと?
健康によいものを選ぶこと?

第4話の美咲も、最初はよくわかりませんでした。

源美咲から、「美咲は、何がしたい?」と聞かれても、
「洗濯して、買い物して……」
出てくるのは「やること」ばかり。

自分が何をしたいのかと聞かれると、「……わかんない。」
48年間、自分の身体と一緒に生きてきたのに。

自分が何を感じているのか。
何が心地よいのか。
何を求めているのか。

意外なほど、わからなかったのです。


「気持ちいい」から始まった

そんな美咲に、最初の小さな変化が起こります。

窓を開けたとき、
ふわっと風が入ってきました。

髪が揺れて、思わず出た言葉。
「……気持ちいい。」

頭で考えて出した答えではありません。
誰かから教えられたわけでもありません。
身体が感じて、美咲の中から自然に出てきた言葉でした。

源美咲は、それを見逃しません。
「今の、わかった?」
「え?」
「“気持ちいい”って。」

大きな答えを探していた美咲は、初めて気づきます。

身体は、こんな小さなところから、ずっと私に話しかけていたのかもしれない。


「食べたい」は身体の声?

そして美咲は、食べることでも身体に聞いてみようとします。

ところが、ここで一つの疑問が生まれました。

「身体の声って、食べたいものを食べるってこと?」

これは、とても大切な問いです。
私たちの「食べたい」には、いろいろなものが重なっています。

いつもの習慣。
記憶に残っている味。
香りや見た目。
気分。
疲れ。
強い味への慣れ。

だから、「食べたい」と思ったことを否定する必要はありません。

でも、それだけで身体のすべてがわかったとも限りません。

そこで源美咲は言いました。
「食べたあとも、聞いてみたら?」


身体の声は「そのあと」にもある

これは、美咲にとって新しい発見でした。

これまでは、「何が食べたい?」「おいしい?」

そこまで。
でも、食べたあとにも身体は続いています。

満たされている?
まだ何か欲しい?
軽い?
重い?
心地いい?
眠くなった?
元気が出た?

良い、悪いと採点するのではありません。

ただ、「今の私は、どう感じているんだろう?」と観察してみる。

すると、今まで見えていなかった自分が少しずつ見えてきます。


自然な食べ物を、知識ではなく身体で体験する

DAY3、美咲は色とりどりの果物を手に取ります。

「身体にいいから食べなくちゃ」
ではありません。

色を見る。
香りを感じる。
触れる。
切る。
味わう。

そして、食べたあとにも自分を感じてみる。
歩きながら、美咲はふと気づきました。

「あれ……なんか、軽い。」

これは、「果物を食べれば、誰でもこうなる」という答えではありません。

大切なのは、美咲が初めて、

食べ物についての情報ではなく、自分自身の体験を観察したこと。

なのだと思います。


私たちは、自分の身体をどのくらい知っているでしょう?

健康について調べれば、たくさんの情報が出てきます。

「これは身体にいい」
「これは食べない方がいい」
「これを毎日食べましょう」

もちろん、知識は大切です。

でも、知識だけではわからないものがあります。

それが、「私の身体では、今、何が起きているのか」ということです。

身体は、毎日違います。

季節でも変わる。
睡眠でも変わる。
心の状態でも変わる。
食べたものでも変わる。

だからこそ、健康は「正解を守ること」だけではなく、

自分を観察する力を育てていくこと
でもあるのではないでしょうか。


今日からできる「身体の声を聞く」小さな実験

難しいことをする必要はありません。
今日、一回の食事だけで構いません。
食べる前、食べているとき、そして食べたあと。

少しだけ、自分に聞いてみてください。

① 食べる前
「今、私はどんな感じ?」

② 食べながら
「本当においしい? どんな味? どんな香り?」

③ 食べたあと
「今、身体はどんな感じ?」

そしてもう一つ。

今日のどこかで、「あ、気持ちいい」を一つ見つけてみてください。

風かもしれません。

温かいお茶かもしれない。
歩くことかもしれない。
果物のみずみずしさかもしれない。
静かな時間かもしれません。

正しい答えを出す必要はありません。

ただ、気づく。そこから始めてみてください。


「もっと知りたいな。私の身体のこと。」

第4話の最後、美咲はこう言いました。

「もっと知りたいな。私の身体のこと。」

私は、この言葉が第4話の本当のゴールだと思います。

身体の声が全部わかるようになったのではありません。

むしろ、「私は、自分のことをまだ知らない。」と気づいた。

でもそれは、不安ではなく、好奇心の始まりです。

自分の身体を知ってみたい。
自分の生命力を知ってみたい。
そして、自分自身で確かめてみたい。

その小さな好奇心から、美咲の次の行動が始まります。

健康の答えを、外側に探し続けるだけではなく、

自分自身も、観察してみる。

今日のあなたの身体は、何を伝えていますか?

まずは一つだけ、聞いてみませんか。
「今、私はどんな感じ?」

その答えが、これからのあなたを知る最初の一歩になるかもしれません。


Living Beauty Stories|物語の向こう側 第4話

「身体は、ずっと話していた。」

美咲の物語は、
「もっと自分の身体を知りたい」という小さな好奇心から、次の一歩へ進みます。

そして私たちも、美咲と一緒に、
知るだけではなく、実際にやって、感じて、確かめていく。
そんな時間へ進んでいきます。

◆美咲の生命美の物語はInstagramで配信中

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