「食事の時間」が健康を左右する ― 世界で注目される“体内リズム（サーカディアンリズム）”と食の関係

近年、世界の栄養学・公衆衛生分野では、「何を食べるか」だけでなく
「いつ食べるか」 が健康に大きく影響することが注目されています。
ハーバード大学や欧州の研究によると、体内時計（サーカディアンリズム）に沿った食事は、血糖値の安定、消化機能の向上、睡眠の質の改善、体重管理に寄与することが示されています。
一方で、夜遅い食事や不規則な食事時間は、代謝の乱れや慢性的な疲労感と関連することが報告されています。
朝〜昼にかけてしっかり食べ、夜は軽めに整えるというシンプルなリズムが、現代人の健康を支える基本として、世界的に再評価されているようです。
ローフードのライフスタイルでは、朝から昼までは、体内は解毒の時間で、消化に負担をかけないスムージーや果物を食べ、昼から20時までの間が摂取の時間とされています。

【情報源】

• Harvard T.H. Chan School of Public Health
  https://www.hsph.harvard.edu 

• National Institutes of Health（NIH）
  https://www.nih.gov 

• Frontiers in Nutrition
  https://www.frontiersin.org 

【関連ニュース｜他にもこのような研究があります】

• 時間制限食（Time-Restricted Eating）と代謝改善の研究（NIH）

• 夜遅い食事と睡眠障害の関連（Harvard）

• 食事リズムと腸内環境の関係（Frontiers in Nutrition）

【JLBA視点コメント】

健康は、特別なことを足すことで整うわけではありません。
日々のリズムを思い出すことから始まります。

JLBAが大切にしているローフードや自然な食の考え方は、
「体内時計にやさしい生き方」とも深くつながっています。
朝の光を浴び、昼から２０時までの間に食べ、夜は身体を休ませる。

年末は生活が乱れやすい時期ですが、
だからこそ「食べ方のリズム」を整えることが、
新しい年を健やかに迎える準備になります。

整えることは、立て直すこと。
今日の一日のリズムが、明日の健康をつくっています。