子どもが甘いものを好むのは、わがままでも依存でもなく、成長過程における自然な反応です。人間は生まれつき甘味を好むようにできており、特に成長期の子どもは、エネルギーを必要とするため甘さに敏感です。
問題になるのは、甘味そのものではなく、どのような甘味を、どのような環境で摂っているかです。精製された砂糖や強い甘味料を日常的に摂取すると、血糖値の急変動が起こりやすく、情緒の不安定さや集中力の低下につながることが指摘されています。一方、果物や自然な甘味を、安心できる食卓で味わう体験は、甘さへの信頼感や「足りた」という感覚を育てます。
子どもに必要なのは、制限や禁止よりも、甘さとの健全な関係性を学ぶ機会。大人の選択と関わり方が、子どもの食の感覚を育てていきます。
World Health Organization(WHO)|Sugars intake for children
https://www.who.int
Harvard T.H. Chan School of Public Health|Kids, sugar and behavior
https://www.hsph.harvard.edu
UNICEF|Child nutrition and emotional well-being
https://www.unicef.org
Harvard Health|How sugar affects children’s mood
NIH|Blood sugar regulation in children
WHO|Healthy diets for children
子どもの甘さを、大人の価値観で
「良い・悪い」に分けなくていい。
大切なのは、甘さをどう扱っているかを、
子どもが見ているということ。
急いで食べる甘さ。隠れて食べる甘さ。叱られる甘さ。
それよりも、一緒に選び、一緒に味わい、
「おいしいね」と分かち合う甘さを。
甘さは、コントロールするものではなく、
信頼を育てるもの。
子どもがおやつを通して学ぶのは、味覚だけでなく、
自分の感覚を信じていいという安心感です。
そんな視点から、「子どもとおやつ」の在り方を
あらためて見つめ直す動きも少しずつ広がっています。
JLBAでは現在、子どもの甘さとの付き合い方を
家庭で実践できる形でまとめた
書籍「子供のおやつ革命」をまもなく出版します。
「やめさせる」ではなく、「育てる」おやつへ。
必要な方に、そっと届く形でお伝えできたらと考えています。