近年、世界の医学・心理学分野では、「腸と心は深くつながっている」という研究が急速に進んでいます。腸は単なる消化器官ではなく、神経系やホルモン、免疫系と密接に関わり、感情やストレス反応にも影響を与えることがわかってきました。
WHOや国際的な研究では、腸内環境の乱れが、不安感、抑うつ、集中力の低下と関連する可能性が示されています。一方で、食物繊維が豊富な野菜や果物、発酵食品を取り入れた食事は、腸内細菌の多様性を高め、心の安定や回復力に寄与すると考えられています。
心の健康は、意志の強さだけで保たれるものではありません。日々の食や生活リズムが、腸を通して心に影響を与えている。そうした視点が、世界の健康トレンドとして広がっています。
World Health Organization(WHO)|Mental health and nutrition
https://www.who.int/teams/mental-health-and-substance-use
Harvard T.H. Chan School of Public Health|Gut-brain connection
https://www.hsph.harvard.edu
National Institutes of Health(NIH)|Gut microbiome and mental health
https://www.nih.gov/news-events/nih-research-matters
Harvard Health|The gut-brain connection
https://www.health.harvard.edu
Nature|Microbiome and mental health
https://www.nature.com/subjects/microbiome
WHO|Depression and anxiety overview
https://www.who.int/news-room
心が不安定なとき、私たちはつい「気持ちの問題」と考えがちです。
けれど、その揺らぎの背景には、腸の疲れやリズムの乱れが
あるかもしれません。
食べすぎていないか。消化に負担をかけていないか。
安心して食べる時間があるか。
腸を整えることは、
心をコントロールすることではなく、
心が自然に落ち着く土台をつくること。
ローフードややさしい食の実践は、
腸と心、両方に働きかける在り方です。
心を変えようとする前に、まず腸をいたわる。
それもまた、現代に合った健康の選択です。