世界の健康~食から始まる
世界のウエルビーイング
世界は本当に健康なのでしょうか?
現代の世界には、かつてないほどの豊かさがあります。
けれども同時に、戦争・貧困・飢餓・差別・心の不調といった問題が世界中に広がっています。
実は、世界の食糧はすべての人が食べられるだけの量が存在しています。
それでも、分配の不均衡や経済構造の歪みから、食べられない人がいる——。
この「食べものがあるのに届かない」という現実は、私たちに大きな問いを投げかけています。
健康とは、病気がないことではなく、地球と調和して生きること。
私たちは「食」から世界の健康を取り戻す道を歩んでいます。
世界が抱える健康の課題
戦争と貧困が生む“心と身体の飢餓”
世界では毎年、数千万人が紛争や災害によって食糧を失い、栄養不良に苦しんでいます。
また、経済的格差や教育の不足から、健康的な食事を選べない人々も増えています。
食べすぎる国と飢える国
一方で、先進国では過食・肥満・生活習慣病が深刻化しています。
食べすぎる国と、食べられない国が同時に存在する——これが現代社会の矛盾です。
分断・競争・格差が生む社会の歪み
世界は今、分断と競争が広がり、物価高や経済格差によって「健康的な食を選べない」現実が生まれています。食は栄養を超え、人と人、社会をつなぎ直す共通言語です。競い合う食から分かち合う食へ。食卓から共創と連帯の未来を育むことが、世界の健康を取り戻す鍵になります。
国際的な取り組み
― BHCのグローバルネットワーク
アメリカ医師委員会(PCRM)は、17,000名以上の医師と専門家の知見と、世界100万人近い支援者の行動力を結集し、医療の未来を革新する国際的な非営利団体です。(1985年設立)
「薬で治す」医療から、「食で予防し、自分の力で健康を取り戻す」医療へ——
植物由来の食(プラントベース)を科学的根拠と共に推奨し、医師と患者の関係をエンパワーメントへと変えていく革新的なアプローチを実践しています。
BHC(Building Healthy Communities)は、医師委員会がリードする、より健康で持続可能な世界を実現するためのグローバルな草の根ムーブメントで、世界170カ国のコミュニティが連帯しています。
BHCアフリカ ― 食と教育で未来を変える
私たちは、アメリカ医師委員会の理念に共感し、BHCのメンバーとして承認され活動しています。その中で、BHCアフリカ・ウガンダチームとつながり、アフリカにローフードを広めるプロジェクトがスタートしました。
彼らは、ローフードを通じて「自分の健康を自分で守る」文化をウガンダから始め、アフリカ全土に広げていきたいという夢を持っています。
*BHCアフリカプロジェクトについて詳しく見る
日本発・和食ローフードという希望
日本の食文化が持つ癒しの力
私たちは、和食ローフード を通じて、日本の「自然と調和する食文化」を世界に発信しています。日本には、食にまつわる美しい言葉があります。
いただきます:命への感謝
ご馳走さま:自然と人への敬意
お裾分け:分かち合いの心
もったいない:命と資源を大切にする哲学
これらは、地球規模の健康を育むための「意識の文化」です。そして、ローフードの理念とも深く響き合っています。
*和食ローフードについて詳しく見る
2030年へのビジョン ― 世界の50%がローフードを食する時代へ
私たちの目標は、
2030年までに世界人口の50%がローフードを取り入れる時代に貢献すること。
これは単なる食習慣の変化ではなく、
「身体・心・社会・地球」のすべてを癒すライフスタイルの変革です。
私たちはBHCの実践部隊として、地球全体の健康をめざす「食の意識革命」を推進しています。
*私たちについて詳しく見る
あなたも、世界の健康を育む仲間に
世界の健康は、誰かに任せるものではなく、私たち一人ひとりの意識から始まります。
今日の一食が、未来を変える一歩になります。