世界の健康~食から始まる世界のウエルビーイング
世界は本当に健康なのでしょうか?
現代の世界には、かつてないほどの豊かさがあります。
けれども同時に、戦争・貧困・飢餓・差別・心の不調といった問題が世界中に広がっています。
実は、世界の食糧はすべての人が食べられるだけの量が存在しています。
それでも、分配の不均衡や経済構造の歪みから、食べられない人がいる——。
この「食べものがあるのに届かない」という現実は、私たちに大きな問いを投げかけています。
健康とは、病気がないことではなく、地球と調和して生きること。
私たちは「食」から世界の健康を取り戻す道を歩んでいます。
・高齢化率(日本の高齢化率29%、世界一)
・少子化(出生率1.2)
・食糧自給率38%(OECD諸国で最低レベル)
・農業人口の減少(平均年齢68歳)
・自然破壊・気候変動(異常気象の増加)
・物価上昇と貧困(子どもの7人に1人が貧困)
これらの数字は、私たちの社会が“病気”に近づいていることを示しているのかもしれません。
● 高齢化率(日本の高齢化率29%、世界一)
日本は今、国民の約3人に1人が65歳以上という超高齢社会に突入しています。
医療や介護の需要が増す一方で、支える世代の負担も拡大しています。
“長生き=幸せ”となる社会の仕組みづくりが、これからの大きな課題です。
(資料:厚生労働省出典)
● 少子化(出生率1.2)
子どもが減り続け、人口減少が現実となっています。
未来を担う世代が少なくなることで、経済や地域の活力も失われつつあります。
「子どもを産み育てやすい社会」づくりが、社会の健康を守る鍵となります。
(資料:厚生労働省出典)
● 食糧自給率38%(OECD諸国で最低レベル)
日本の食糧自給率は先進国の中でも最低水準。
多くの食材を海外に依存しており、輸送コストや環境負荷も大きくなっています。
私たちの食の選択が、未来の食の安全と地球環境を左右しています。
● 農業人口の減少(平均年齢68歳)
農業を支える人の数は年々減少し、現場の高齢化も深刻です。
次の世代に“命の源”である農をどうつなぐかが問われています。
地域の農家を応援し、地産地消の意識を高めることが大切です。
“消費者”から“創造者”へ
「社会を変える最小単位は、私」
社会の問題は、政治や経済の話に聞こえるかもしれません。
しかし実際は、私たちの日々の“選択”が社会の方向をつくっています。
どんな食を選ぶか、どんな買い物をするか、どんな言葉を使うか——
その一つひとつが、社会の健康を左右します。
私たちにできること
キッチンヒーラー的生き方
「社会がうまくいく行動は、特別なことではなく、台所から始まります」
例えば
・地元の食材を選ぶ
・健康に良い食を選ぶ
・食べ残ししない、食べる分だけ買う
・プラスチック包装を減らす
・水道を出しっぱなしにしない
・電気を節約する
・地域のつながりをつくる・・・・・など
キッチンヒーラーとは、台所から家族そして地域社会を癒やす人。家庭での実践が、地域を、そして地球を元気にしていきます。